XMの大きな特徴である「最大888倍」のレバレッジというのは、見渡してみますと海外FXの中でもかなり特別な取引条件を提供してくれる海外FX業者になりつつあります。
これまで海外FXというとは、ハイレバレッジが当たり前でしたが、今や欧州で事業を行うFX業者は日本国内と似たようなもので主要通貨ペア30倍に規制されるようになっています。
ですから、「海外FX=ハイレバ」の提供業者ではなくなりつつあるのです。 これをうまく活かす方法について今回あらためてまとめてみました。
FXの取引方法としては最大25倍のレバレッジとはなんら変わりませんが、証拠金の管理方法についてはやはりかなり特別な取引方法を実践しませんとうまく利益をあげられないのが大きな特徴でもあります。
ここをしっかり認識することがXMでの取引成功につながるのです。
ヘッジファンドなどもレバレッジを掛けた取引を行っていますが、平均すると5倍程度がいいところだそうですから、投資のプロの世界から考えても「レバレッジ888倍」というのは異例中の異例取引であることがわかります。
したがって、この取引環境で勝ち残るには通常の売買とは異なる、かなり細部に気を使った売買を実現していかなくてはならないのです。
具体的なトレードは各トレーダーが自分の力で儲かる形を見つけ出すことが必要ですが、その前段階で気を付けなくてはならないポイントがあるという点はしっかり認識しておくことが大切なのです。
■目次
888倍ハイレバ取引の特徴をしっかり把握しよう
まず888倍というハイレバ取引が持つその特徴をしっかり把握することが極めて重要になります。ここではいくつかのポイントを指摘してみました。
見かけは通常の「レバレッジ25倍」取引と同じに見えるが中味はまるで違う
レバレッジ888倍取引は1万円でも100万円でも888倍を活かそうとすると常に「過少証拠金取引」となることに変わりありません。
この過小証拠金取引ではとにかく気をつけなくてはならないのが含み損の管理になります。
通常25倍ならば落ち着いて損切りしてもそれほど大きな損失にはつながりませんが、888倍では通常の損切り以上に損失を拡大させない取引を実現することが必要になるのです。
つまりポジションを持って間違ったと思ったら放置することなく、一旦損切りして相場に入りなおすといったこまめな売買姿勢が求められることになるのです。
ドローダウンの大きな取引は888倍には向かない
自働売買などでは一定以上の利益は出るものの、その途上においてドローダウン(一時的な含み損)も半端じゃないというものが多数存在します。
こうした取引では相当な含み損をかかえて我慢することになるわけですが、888倍ハイレバはそうした取引手法には一切馴染まないことは理解しておくべきです。
潤沢な資金で売買するならこうした方法もありですが、888倍というきわめて特殊なレバレッジを利用した売買では大きなドローダウンにはなじまないのが実情です。
潤沢な証拠金を資金として用意できるならわざわざハイレバの口座を利用する必要はないわけで、少ない資金を大きくしていきたい、過小証拠金でもしっかり利益を出したいと思う人が利用すべき口座がこうしたハイレバ取引口座となっている点をやはりしっかり認識しておくべきでしょう。
888倍ハイレバを活かすためにはとにかく相場への滞留時間を短く
FX相場は長くその中に留まれば留まるほどリスクに直面することになります。
888倍で勝負するならできるだけ短い時間で取引する方法を常に考えるべきです。
長く相場に留まれば留まるほど市場が変化していきなり損失を受かることになりかねませんから、デイトレやスキャルピングといった手法がかなり有効になってくるのです。
もちろんトレンドが出ている時なら長く相場にとどまって利益を大きく伸ばすのが一番ですが、通常かなり流動性のある通貨ペアでも年間で日足レベルでの大きなトレンドがでるのは年に2回程度です。
なので、それ以外の時期は動く範囲のレンジ相場の中で利益を積み上げていく必要があることを忘れてはなりません。
市場参入機会を増やすため逆張りにもあえて挑戦
本来確実に利益を伸ばすのは順張りが確実になるわけですが、XMのように888倍を利用して短期売買をすることを考えればエントリーチャンスを増やすために逆張りも大いに利用すべきではないかと思います。
できるだけ参入機会を増やすことが、少しの利益の積み上げであってもハイレバレッジという特殊な取引を活かすきっかけになっていくのです。
このようにこれまでの国内FXにおける最大25倍のレバレッジ売買とはかなり異なる部分があることは否めません。
とくに証拠金を闇雲に減らさないというのは、このハイレバレッジ取引の基本であり、これを守ることができないとなかなか相場に生き残れないという点は常に意識しておく必要があるのではないでしょうか。
利益機会としての888倍は非常に魅力的ですがそれをうまく使いこなす工夫も同時に必要になることを忘れてはなりません。