「XMTrading」が提供する取引ツールは、他の海外FX業者と同様にシェアウエアの「MT4」と「MT5」の選択ができるようになっています。
中でもインジケーター類が圧倒的に豊富なのがFX,CFD業者600社以上が利用していると言われる「MT4」で実に多彩なインジケーターを利用することができます。
このインジケーターですが、売買のタイミングを教えてくれるシグナル系と売買の役にたつオペレーション系のインジケーターが存在します。
XMで効率的に売買をするのには「最低二つの売買補助インジケーター」をお勧めしたいとお思います。今回はそんなインジケーターのお話です。
複数ポジションの平均コストを表示してくれるインジケーター
国内の店頭FX業者のトレードツールの場合、複数のポジションを保有した時にその平均コストなどは簡単に表示してくれるようになっているものですが、MT4の場合は何故かそういう機能が最初から実装されていません。
したがってこうした機能はインジケーターをインストールして補うことが必要になるのです。
標準的なMT4が導入されている「XMTrading」の場合も状況はまったく同じで、外部で作成している平均価格表示のインジケーターを入れることがお勧めになります。
ここでご紹介するのはそうしたインジケーターの一つですが、「ViewPositionCustom」と言う名称のフリーソフトのインジケーターです。
ご覧のようにチャートの下段の部分に保有ポジションの平均コストが現れますので、一括で利益確定したり損切りしたりするのにはきわめて便利になります。
もちろん複数の通貨ペアごとに表示されますし、両建てにした場合には売りと買いの平均コストも一目瞭然で確認することができます。
これは通常のインジケーターのインストール方法と同じになりますから、即日利用することができるようになってかなり便利です。
入手方法や詳細はこちらのサイトをご覧になるとよく理解できると思います。
⇒ https://www.grid-trading-systems.com/system/viewpositioninfocustom/
MT4を使用する最大のメリットはこうした「不足機能」をすぐに自分で補うことができる点です。探せば同様の機能を発揮してくれるインジケーターがまだまだ見つけることが可能になります。
平均コストが見れればワンクリッククローズが役に立つ
平均コストがわかったら、今度はそれを一括でクローズするボタンが欲しくなるものですが、こちらも市中には無料ソフトが多く出回っています。
ここでご紹介するのはその名の通り「One Click Close」というインジケーターです。このインジケーターはこちらから入手可能となります。
⇒ https://tasfx.net/2015/10/01/post-5661/
売りを一括でクローズしたい場合は青いボタンを、買いだけなら赤いボタンを押せばクローズすることが可能です。
実際に使ってみますと、一つずつ順番にクローズしていく感じで、すべてをクローズするのにそれなりの時間がかかりますので、その部分だけは十分に注意する必要があります。
「同値撤退」などに使おうとすると、国内業者が提供する同様の機能とは異なる印象がありますので、要注意です。
このクリックボタンは複数の通貨ペアに並行表示することができますので、一度設定してしまえばかなり便利に利用可能となります。
もう一つ注意しておくべきことは、ワンクリックでクローズするつもりがない時間帯は「自動売買のボタンをオフ」にしておくことをお勧めします。
何かの間違いでマウスをクリックしてしまったら、いきなりクローズが始まって焦りまくるということも実際に経験をしましたので、十分に気をつける必要があります。
万が一間違って押してしまった場合には、MT4を終了させてしまいますとそこでワンクリックの操作は終了します。
このボタンはいくつかの海外業者で実装して試してみましたが、一気にクローズできる会社がある一方で、XMはUKにサーバーがあるせいなのか、ポジションが多い場合には10秒近く時間がかかることがありましたので、FX会社との相性もありそうです。
便利なインジケーターだがチャートをフル活用するには邪魔
インジケーターはトレーダー次第でいくらでも追加が可能になります。
ただしすべてがチャート内に表示されることになるので、純然たるチャートをしっかり見たいといったことを意識しますと、正直なところこうした売買ボタンなどのインジケーターは邪魔になることが多いです。
たとえば、売買ポイントを示唆するインジケーターを利用する場合には、別にもうひとつMT4を立ち上げて、そちらだけに集中して表示するといった工夫が必要になりそうです。
いくら複雑でも利用されているご本人が満足できれば問題はありませんが、あまりにも情報過多になりすぎると返って使いにくいという問題が生じることもあらかじめ意識しておきたいところです。
以上、本日は役立つオペレーションインジケーターをご紹介しました。ご参考になれば幸いです。