XMTradingは海外FXの中ではもっとも国内個人投資家の使い勝手がいいように、様々なサービスをいち早く取り入れて提供する会社として有名です。
しかしながら足元では利益が出たときの出金についてのソリューションがなく銀行経由での「海外送金を利用せざるを得ない状況」となっています。
そこで今回はXMの出金を、いかにそれを効率的に行うかということを考えてみました。
bitwalletでの利益出金ができなくなったXMTrading
XMTradingではオンラインウォレットとして国内に資金を戻すためには非常に安価で便利な機能を備えた「bitwallet」をいち早く導入し、1回あたり「824円」という低コストで国内金融機関への振り込み出金を可能にしていました。
しかしbitwalletがクレジットカード入金できることから、XMTradingの口座に入金しすぐに出金することで現金化することができるといった問題が起きたため、現在では入金分しか出金できないルールになってしまいました。
他の海外FX業者では依然としてbitwalletを利益出金ソリューションとして利用しているところもありますので、こうした判断はXMTrading独自の自社コンプライアンスによる決定となっているようです。
したがって今のところは「銀行送金」によって国内の金融機関に利益を送る方法しかなくなってしまったのが実情です。
このためもっともコストの安い「ソニー銀行」を利用しても、一回あたり2500円前後の手数料を支払うことを余儀なくされています。
そこで考えついたのがXMTradingの「複数の口座を利用した資金管理方法」というわけです。
2つの口座を用意して常に一定金額で取引し利益は別口座に蓄積
XMTradingでは1つのアカウントを開設しますと最大8つの口座まで追加開設が可能になります。
人によっては通貨ペアやCFD商品など別々に資金を投入して売買管理する方も多いようです。
今回ご紹介するのはまず一つ目の口座でリアルなトレードを行い、利益が出たらもう一つ別の口座に資金を移動して管理するというやり方です。
資金は一つにまとめて複利的に大きくして、さらに大きな投資をしたほうがいいと考えられる方も多いかと思います。
しかし、XMTradingの場合はすべての口座をあわせて2万ドル、日本円で220万円弱の資金を超えますと888倍のレバレッジは200倍に自動的にダウンします。
更に1000万を超えればレバレッジが100倍になる仕組みが導入されていますので、そもそも最大のハイレバレッジを利用するためには200万以下で運用する必要があるのです。
また実際にトレードしてみますと、自分が慣れた金額で取引する方が安全ですし、まさかの暴落などを食らった場合でも口座に投入した資金以外は失わないことから、利益部分を別口座で蓄積させて管理するというのは安全で着実な取引オペレーションとなるのです。
たとえば10万円で取引している人は30万円程度までは似たような雰囲気で違和感なくトレードできるものですが、いきなり100万円で取引しはじめますと、どうしても気が大きくなり雑なトレードに陥りがちになります。
ハイレバレッジトレードではこうしたトレードスタイルは非常に危険なものとなります。
常に緊張感をもって自分の売買感覚を一定にし、あらかじめ設定した自己ルールに基づいて一定の含み損がでたらしっかり損切りをして証拠金を減らさないように厳格な運用を心掛けることが非常に重要になるのです。
最近ではいきなり相場が暴落するという不測の事態が起きることもあります。
XMTradingの場合には「ゼロカットシステム」が実装されていますので、投入証拠金以上の損失はなく追証を支払うこともないため非常に安全ではあります。
しかし、一つの口座に入っている資金はすべて失う可能性があることから、利益部分を別口座に常に移動させておくことは安全性の高い方法といえるのです。
資金の移動により応分のボーナスポイントも移動することになりますので、XMTradingのメリットも引き継いで利用可能となる点も助かります。
別口座の利益金は一定金額以上で定期的に送金
別口座に貯めた利益金は不幸にもトレード口座の資金を大量に失ってしまった際にはまた移動させて証拠金として利用することも可能です。
また、一定額の利益となった場合には定期的に出金することでXMTradingの口座全体金額が「レバレッジ変更の対象」にならないように注意することが肝要です。
ソニー銀行を利用した場合一回の送金手数料はほぼ2500円程度ですから、25万円の送金ならば1%、50万円の送金ならば0.5%のコストとなりますから、このぐらいまとまったところで送金をするのがお勧めです。
一回100万円を超えますとその都度金融機関から所轄の税務署のほうに情報が行くことになり、税務調査の対象になるといった厄介なこともありますので、できる限り1回100万円未満の金額でのこまめな送金がベストな方法と言えます。
XMTradingで取引される場合には、こんな2つの口座有効活用法を実践されてみてはいかがでしょうか。