【FX業界の闇】何故国内のFX業者はスプレッドを狭くできるのか?

国内の店頭FX業者から海外FXである「XM」に口座を開設して利用し始めるとまず気がつくのはスプレッドの広さです。

特に日本人個人投資家の8割以上が利用しているドル円では国内店頭FX業者の多くが「0.3銭原則固定」を打ちだしていますから、XMに乗り換えると、「平均1.8銭」へとスプレッドが拡がってしまい、スキャルピングには向かないと強く感じてしまうものです。

しかし、このスプレッドの問題、国内の店頭FX業者なら個人投資家にとって都合の良い存在かと言えば、必ずしもそうでもない部分がバックエンドに隠されているのです。

今回は海外FX業者であるXMの「ビジネスモデル」という視点から国内の店頭FX業者との違いについて解説していきたいと思います。

XMは完全省力化の典型的なネットビジネス

XMを始めとする海外FX業者というのは一つの口座をベースにしてマルチエリア(複数国)の顧客を相手した典型的なネットビジネスを展開しています。

サーバーはロンドンなど一か所に集約されており、少人数で日々のオペレーション対応を行っているのが現状です。

したがって顧客から受けたオーダーについては「STP」と呼ばれる方式にしても「ECN」の電子取引方式でも、外部のカバー先にすべて投げることで一定の利益を載せる方式をとっているのです。

もちろん「STP方式」では同一通貨ペアで売りの顧客と買いのお客のオーダーがでた場合には社内のブローカーが一定のオーダーの相殺を行っています。

しかし、それ以外はすべて外部のカバー先20~30社を利用してアルゴリズムで最適化を図ることで、このスプレッドを主たる業者の収益源としてビジネスを展開しているのです。

すべての顧客からのオーダーにブローカーが時間をかけて対応するというオペレーションは行っていません。

それ以外には個別の通貨ペアのスワップポイントを調整することで、若干の利益をとっているようですが、この二つ以外にはまったく利益ソースがないのが実情となっています。

ですから結果的にドル円で2銭近いスプレッドが設定されていても、これは純然たる彼らの収益になっていることを忘れてはなりません。

実際問題として国内FX業者の「0.3銭」などという薄利ではサーバーを常時稼働させて世界を相手にしたFX取引のネットビジネスを維持することなどできないのが実情です。

国内業者はなぜ最狭スプレッドを提供できるのか?

こう聞くと多くの日本人個人投資家の方々は一つの疑問が浮かび上がるはずです。

それなら本邦の店頭FX業者は一体何で利益を確保しているのか?というのは極めて当たり前の疑問です。

実は彼らは顧客からの注文をすべてカバー先には出しておらず、社内にディーリングデスクを置いて顧客に知られない世界で、それ以外の売買を行っているのです。

これが俗にいうDD方式(ディーリングデスク方式)と呼ばれるものです。

ディーリングデスクにおけるビジネスオペレーションは概ね4つ存在すると言われています。それは以下のとおりです。

1)顧客間の同一通貨ペアの売買オーダーを社内で相殺する
2)顧客のオーダーの反対売買をカバー先に行う
3)顧客のオーダーをそのままカバー先に出す
4)オーダーは一切外だしせずに社内で呑む

この4つの行為を相場の流れを見ながら「ディーリングデスク」の担当者が判断して売買を行っているのです。

これは海外FXのほとんどの業者にはまったく存在しない機能で、ある意味では「世界広し」といえども国内の店頭FX業者だけが行っている業務オペレーション形態といえるのです。

社内のディーリングデスクのブローカーは、この4つの方法を顧客からのオーダーを見ながら対応して、トータルで利益がでるようなビジネスを展開しているのです。

一般的に個人投資家の売買は、8割近くが相場の動く方向と反対に売買してしまっており、放置しておいても3か月程度で資金を失って相場から退場を余儀なくされるのが国内のFX相場の悲しい現実です。

流れとしては、まず社内で口座を開設している個人投資家の同一通貨ペアの買いと売りは海外FXと同じように相殺を行います。

そしてそこから、さらにでてくるオーダーが市場のトレンドに沿っており利益が出てしまいそうな場合は、しっかりカバー先にオーダーを投げておけば利益分は外部から確実に確保できることになります。

しかし顧客の大半の売買オーダーが相場の方向と逆行して含み損を抱えそうな場合には、カバー先に反対売買のオーダーを出しておけば顧客は損失を出し、業者は利益を確保することができるようになるのです。

正確にいえば顧客のオーダーと「利益相反する売買」を業者が行っていることになるわけです。

この顧客のオーダーに損失がでるという場合は、反対売買を行わなくても損切や強制ロスカットが執行された段階で証拠金から差し引かれるわけですから、何もしないで見ていても十分に利益を出すことができるわけです。

これを「呑み」と言いますが、業者が反対売買と呑みのボリュームをどのように設定しているかはまったく明かされていませんから、詳細は不明ですが、ひとつだけはっきりしているのは顧客が損を出すと国内の店頭FX業者は儲かる仕組みになっているということです。

実はこうした取り組みによりトータルの利益が確保できているからこそ、見かけ上のスプレッドは異常とも思えるほど狭く設定されているのです。

日々スプレッドで稼ぐよりも取引条件をよくして、口座開設をして取引する顧客を増やすほうが本邦業者にとっては重要であることがわかります。

XMは顧客と利益相反になる取引は行わない

確かにXMのスプレッドは、どの通貨ペアでも広めに設定されていますが、利益はこの部分だけということを考えれば決して法外な設定ではないことはご理解いただけると思います。

とくに国内業者のように顧客と利益相反するような取引を社内で行っていると、スプレッドは狭いはずなのにスリップが発生したり、肝心のところで妙にスプレッドがワイドになって、思い通りに約定しないといった納得のいかない状況に遭遇することが多くなるのは事実です。

こう考えますとXMでの取引というのはかなり「安心して行うことができる」ものであることを改めて認識することができるのです。

業者の透明性から考えれば「NDD方式」を採用している海外FX業者を利用するのが一番適切な選択なのです。

 

コメント

記事に戻る

コメントを残す