「海外FX」と聞くだけで「うさんくさい」と思っている人、まだまだ多いのではないでしょうか。「FX」だけでも危険なイメージがありますからね。さらに「海外」だとなおさらのことでしょう。
「海外FX」に悪いイメージを持っている人の多くの理由は、「海外FXでは儲かったお金を出金できないと聞いたことがある」というのが理由ではないでしょうか。
たしかに、過去には一部の海外FX業者で、たいへん悪質な「出金拒否」の事例はあったのです。そこから「海外FX業者は全部危険」との誤った情報が広まってしまいました。
しかし現在は、決してそうではありません。XMをはじめ、日本人がよく利用する海外FX業者、少なくとも「日本人からの情報が多い」海外業者には、理不尽な出金拒否は「ない」といってもよいでしょう。
今回は、海外業者に限らず、FX業者を利用する際に最も怖いトラブル「出金拒否」について、考えてみたいと思います。
せっかく、儲かったのに出金拒否って。怖すぎるーー
■目次
「海外だから危険、国内なら安全」ではない
つい最近、出金できなくなって大騒ぎになっているニュースが流れましたよね。仮想通貨NEMが不正に流出した事件です。この事件で矢面に立たされている取引業者「コインチェック」は、日本国内の業者です。
もしこのニュースを「仮想通貨だからFXとは関係ない」と対岸の火事のように眺めていた方がいたとしたら、ぜひ気を引き締めてくださいね。あなただっていつ、似たようなことに巻き込まれるかは分からないのですよ。
コインチェック社の件は、「出金拒否」したわけではなく、不正攻撃のターゲットにされてしまったことで、「出金依頼に対応できなくなってしまった」と言うほうが正しいですが、「被害者約26万人、460億円が返金されない状態」との第一報でした。
大金を預けていた人からしてみれば、「そんなことはどっちでもいい、いいから早く返せ!」ですよね。
この26万人の被害者の中には、「国内業者だから、安全だと思って」利用していた方もかなりいると思います。しかしその認識は誤っていたと、今回のことで分かったと思います。
この記事を書きながらさきほど、コインチェック社から日本円での返金が開始されたとのニュースを見ました。
401億円の出金が完了したとのことですが、26万人分のうち金額の大きい人から処理されているということなのか、どうなのか。このあとにご紹介する別の業者のケースでは、スタッフの手作業で1日200件程度しか処理できなかったと聞いていますが…。
そして案の定「無事返金された、よかった」人のことしか、ニュースになっていませんね。いかにも日本らしいです。これで解決ではないはずです。
ぜひこのあとも悪いニュースを規制することなく、しっかりと対応の途中経過も、そして被害者全員に完済されたところまで報道を継続してほしいものですね。被害に遭われた方には、一日も早く返金があることをお祈りしたいと思います。
日本の「安全神話」は残念ながら様々な分野で崩壊しているわよね。。
真っ当な海外FX業者であれば、出金拒否をして得することは一つもない
さて、海外FXに話を戻します。まず基本として、利用者側に全く落ち度がないにもかかわらず「出金拒否」をするのは、悪徳業者だけです。
ごく普通の海外FX業者なら、出金拒否をしたっていいことはひとつもありませんから、普通はしません。
SNS時代の昨今、悪質な出金拒否を行った事実があれば、間違いなく悪評がすぐにネット上に拡散します。
結果として利用者はどんどん減り、その業者は営業ができなくなるほどに追い込まれる恐れもあります。
まっとうな海外FX業者であれば、出金拒否のメリットは何もないことは、よく知っているはずです。
では、悪徳業者って何なの?
まず、どこの国の金融ライセンスも取得していない業者は危ないです。「ライセンス申請中」ではダメです。取得し終わっているところを選びましょう。
ライセンスのない業者では、要はなんでもありなので、顧客から預かった資金を自社の運営資金と混同させて使い切ってしまったりするかもしれませんし、出金拒否もあり得ます。
突然取引できなくなったり、突然連絡が取れなくなったりすることもあるかもしれません。
「投資は自己責任」と言われますが、投資以前の業者選びが、まずは第一関門です。
派手に「おまけ」がつくキャペーンで、短期間での高額入金を強く勧めているような業者は要注意です。自分の大事なお金を守るための基本中の基本として、その業者が金融ライセンスを取得しているかどうかだけは最低必ず確認しましょう。
途中で経営破たんするケースもある
口座開設時にはちゃんとしていたように見えていたけれど、経営破たんしてしまって出金できなるというケースは、ときどきあるようです。これは確かに、海外業者に多く国内業者には少ない印象があります。
記憶に新しいのは2015年1月、スイス・フランショックのときの「アルパリUK」でしょうか。このときの状況は、こちらに詳細な実況がありますのでぜひご覧ください。
⇒ https://fx-works.jp/alpari-hasan/
このときは、10日ほどかかったようですが無事出金できたそうでよかったです。きちんと信託保全をしている優良業者であったからですね。
「複数の国の金融ライセンスを取得しているか」の確認は必須
なお、たとえば海外FX業者反対派の方は、「日本の金融庁に登録していない」業者をひとくくりに悪徳業者扱いする傾向がある(だから彼らにしてみれば、XMも悪徳らしいのですが)ようですが、日本の金融庁に登録していなくても、別の国の金融ライセンスを複数持っている業者ならほぼ大丈夫です。
金融ライセンスを取得するには、その企業の運営資金と顧客から預かった資金を別々に管理する分別管理や信託保全といった、顧客にとっては安全な、業者にとっては厳しい資金管理の条件をしっかりと満たしていなければなりません。
ちなみにXMは、住所があるセイシェルをはじめ、世界10か国で金融ライセンスを取得しています。
日本の金融庁に登録されている業者は、資金管理面では日本の厳しい基準を守っている業者なのでしょうけれど、最大で25倍のレバレッジしか利用できないことになるため、利用者側にとっては「大きな翼をもぎ取られた」ような業者ということになります。翼とは主には高いレバレッジですね。
XMの888倍レバレッジと太っ腹な入金ボーナスのサービスは、日本の金融庁に登録しないからこそ提供できる特別なービスなのです。
日本の金融庁に登録があれば、悪徳業者ではない?
「それなら、日本の金融庁が営業の許可を出した国内FX業者なら絶対に安全なのか?」いいえ、それはイエスとは言えないです。「金融庁の登録」というのもそもそもどうなのか・・・FXの仕組みを知ってみると疑問点がたくさん湧き出てきます。
だって、日本国内の業者はみんな「ゼロカットシステム」がないのに営業許可されているのですよ?
(ゼロカットシステムについては、まずは「漫画で分かるXM」をご覧ください。)
日本国内業者の取引環境は、DD方式です。世界の実際の相場の値動きは参考にされているとはいえ、そこからは切り離された自社独自サーバーで利用者にトレードさせているだけのくせに、値が大きく動いたときには、利用者救済など一切放棄して、数百万円の借金をふいに負わせたりするのですよ。
そういう規約がまかり通ってしまう金融庁の審査には大きく疑問です。そんな規約で堂々と営業している、これこそが「悪徳業者」なのではないでしょうか。
何度も同じことを警告をすることになるかもしれませんが、国内業者を利用してポジションを保有している限り、ふいに数百万円以上の借金を負う可能性はすべての投資家にあるのだということ、もっとたくさんの人に知っていただきたいと思います。
金融庁はレバレッジ規制に熱心になるより「ゼロカットシステム」を各業者に求めるべきよね。
XMは世界中でブランド力を高めてきた
日本人投資家に人気の高いXMは、優良業者を目指して世界中でさまざまな画期的サービスを提供し、投資家の信頼を獲得し、ブランド力を高めてきた業者です。
例えばトレードとは直接関係ない「世界30か国語でサポート」、そんなのできて当たり前。この点だけ比較しても、国内業者は全く歯が立たないサービスレベル、懐の深さがあることがよく分かります。
例えば以下は、世界各国で行われている無料セミナーの開催情報です。
⇒ https://partners.xmtrading.com/jp/news
世界的知名度を誇るウサイン・ボルトを広告に起用
また、XMの広告には、「世界最速の男」ジャマイカの元陸上短距離選手、「ウサイン・ボルト氏」が起用されています。
オリンピックを始め数々の世界大会で世界中の人々を熱狂させてきた彼は世界での知名度が圧倒的に高く、また選手として以外でのチャーミングな面も支持されて、各国でたいへん人気があります。
彼を起用することで、XMはワールド・ワイドに事業を展開していることをアピールしています。
せっかく築いてきたブランド力と信用力を、落としたいはずはない
少しでも「XM出金拒否」というネガティブな言葉が広まれば、これまでにコツコツ築いてきたブランド力と信用度も、あっという間に地に落ちてしまいます。
日本人が「出金拒否」に敏感であることは、XMもよく知っていることでしょう。
ここのところ特に日本人顧客獲得に向けて力を入れているXMですから、日本人が最も不安に思っている部分にはより力を入れていることは容易に想像できます。
XMでは、この先も出金拒否は「ない」でしょう。
ただし、利用者側が「XMの出金のしくみ」についての正しい知識を身につけ、不正を疑われるようなこともないように、正しく利用することが大前提です。
XMの出金拒否の原因
「XMで出金拒否された」との情報は、全くないわけではありません。しかしよくよく内容を聞いてみると、利用者側の勘違いが原因です。
1.口座開設ボーナスや入金ボーナスが出金できると勘違いしている
これだけあちこちのサイトで、「ボーナスは出金できませんよ」と口すっぱく説明されているにもかかわらず、それでもまだ、ボーナスを出金できると勘違いしたままの人が大勢いるそうです。
「出金拒否された!」と騒ぐ人の中で最も多い原因は、口座開設時の3000円のボーナスを出金しようと試みた人たちであるようです。
確かに、日本国内業者だと「キャッシュバック」などとされているキャンペーンは本当に現金が銀行口座に振り込まれますからね。それと混同してしまうのでしょう。
とにかく、説明はきちんと読んでください。
2.両建てやアービトラージなど取引ルールに違反している
XMの規約で禁止されていることをしていて、発覚した場合は、出金拒否や口座凍結はされて当然です。これはXMに限らず国内のFX業者でも同じです。
両建ては、同一口座内ならOKですが異なる口座ではNGです。また、別の業者の口座も使って結果として両建てになるポジションを持つことは「アービトラージ」でXMの禁止事項です。
規約は細かくて読むのが面倒、と全く読まずに口座開設してしまう人が大多数かと思いますが、「何ができるか」だけではなく、「してはいけないこと」もしっかりと理解することが重要です。
3.クレジットカードで入金した場合は入金額までしか出金できない
最も手軽な入金方法であるクレジットカードは利用する方が多いと思いますが、出金のときには入金した金額までしか出金できません。これはXMが決めていることではなく、世界的にマネーロンダリング防止目的で、カード会社の方が決めていることです。
クレジットカードで入金した資金をもとにトレードして利益になった分は、クレジットカードには出金できないため、海外送金を使う方法が一般的です。
4.出金する銀行口座情報を間違っている
クレジットカードで入金した分までの金額を出金するのは、カードに返金されるだけなので簡単で間違いもありません。しかし、それ以上の利益分の出金で海外送金を利用することになると、つまずく方が多いようです。初めてのときが、特に難しいのです。
1回やってみると要領がつかめて、それ以降は問題なくできるのですけれどね。
ありがちなのは、銀行の名称、住所、口座名義人名、口座番号などの誤入力。慣れないアルファベットでの入力になりますが、1字でもスペルを間違ってしまうとお金は口座に届きません。
または口座開設のときのご自身の個人情報の方が間違っていた場合も、一致しない理由で送金できないことがあります。
また、受取先銀行はどこでもよいわけではないことも、注意が必要です。
まずは「SWIFT(スイフト)コード」がない銀行は受け取り不可です。地方銀行にもSWIFTコードはありますが、質問したスタッフが知らない場合もあります。もし通じなかったら「海外からの送金で必要なので」と言ってみて、調べてもらってください。
5.出金できない銀行に出金しようとしている
だからと言って、大手銀行を指定しておけば大丈夫かというとそうではなく、「銀行側が」XMからの出金を受け付けないようにしていることもあります。以下の銀行は、出金先に指定しないようにしましょう。
・新生銀行
・みずほ銀行(ネット支店のみ受付不可)
・ゆうちょ銀行
・ジャパンネット銀行
・じぶん銀行
・セブン銀行
なお、出金できない銀行は今後増える可能性があります(金融庁から圧力がかかっているから)。出金手続きするときには、XMサポートチャットで質問してみるなど、常に最新情報を確認するように心がけてみてください。
絶対に出金拒否されたくない人の対策ポイント
「絶対に出金トラブルに遭いたくない」という方が事前にできる対策はあるのでしょうか?考えてみたいと思います。
XMのボーナスを最初から一切受け取らない
口座開設ボーナスは、取引していけばけっこうすぐなくなることが多いと思いますが、入金ボーナスの方は何度も繰り返し付与されますし、さらに不定期の入金ボーナスキャンペーンも追加されたりするため、そのうちに口座残高のどこまでが「出金できないボーナス」で、どこまでが「純粋な自分の資金」なのか、分かりづらいかもしれないです。
別口座で管理しようとしても、ボーナスがついた口座から別口座に資金移動させると、ボーナスまで一定の割合でくっついて移動しますから、切り離すのは無理です。
だからといって新たに入金すれば、その入金額に新たにボーナスが付与されてしまいます。
結局出金時には、ボーナスがいくら残っているかを気にしながら出金金額を決めなればならない・・・。
こういったことが煩わしいと思うようでしたら「最初からボーナスを受け取ることを放棄すればよい」です。または、「XM Zero口座」で取引を始めるという選択もありますね。XM Zero口座にはボーナスは一切つきません。
疑われるようなトレードをしないこと
単純に「損切りがなかなかできなくて」マイナスポジションを放置している人も大勢いるとは思いますが、例えば極端に損の金額が大きいポジションを極端に長期間放置していると、どこか別の業者の口座にこの損を相殺するための反対売買のポジションを持っているのではないかと疑われてしまうと思います。
先に説明した、別の業者を使って同じ通貨ペアの反対ポジションを持つ「アービトラージ」です。
また、XMでは高額のボーナスがつきますが、このボーナスが取引で出た損をカバーすることになるため、やはり別の業者の口座と一緒に複数のポジションを持って利益を得るための手法を思いついてしまう人がいるようです。
これではボーナスを悪用していることになりますので、規約違反ということになり出金拒否されても文句は言えないことになります。数人集まってグループで、別名義の口座同士で両建てするのもダメです。
利用者側としては特に悪意なく「いい方法思いついた」だったとしても、XM側がそれを「悪用」「不正」と判断すれば、預けたお金は戻ってこなくなる可能性があります。
疑われても仕方がないような、リスクがある取引はしないようにしましょう。
取引口座に大金を置きっぱなしにしないこと
ご自身のトレードスタイルが確立して、極端に欲張って大口のロットを張るようなこともしなくなった、安定して利益を上げている、こうなったときには口座残高が増えていくことになると思いますが、次のトレードには支障が出ない利益分は、口座に放置したままにはせず、出金してしまうことをおすすめします。
出金拒否が心配な人におすすめなのは、少額ハイレバレッジ取引
一番安全なのは、「すっかりなくなってもいい、といつでもあきらめがつく金額しか口座におかない」ことに尽きます。
そうなると大口取引はできないことにはなるのですが、そこはどちらを優先させるか、これは個人の価値観次第で判断するしかないと思います。
入金は少額で。取引はハイレバレッジで。
少額の口座残高でも、XMには888倍のレバレッジという強い味方と、約定力が高い取引環境が提供されていますから、コツコツ勝って資金を増やしていくことは十分に可能です。
また少額しか口座にないことで、急激に値が動いて損が残高を超えてしまうようなことが不意にあったとしても、XMには「ゼロカットシステム」がありますので、口座残高以上の損には絶対になりません。
儲かった分はすぐに出金する
そしてもし可能であれば、最初に入金した金額が、ボーナス付与分を除いて倍以上の金額まで増えたタイミングで、入金した金額分を出金してしまえばよいのです。
出金すると入金ボーナスが出金金額に応じて一定の割合で消滅してしまうルールがあるので、実際の出金の判断はじっくりと計算したうえでするべきなのですが、入金金額分を出金し終わってからのトレードはすべて、勝っても負けても自分の懐は痛んでいないという、精神的にたいへん楽な状態になります。
「どうせこれは自分のお金ではないし」と考えられる状況なら、出金拒否の心配もなくなるというものです。
やはり、海外FXでは国内の業者以上に資金の管理が重要ということですね。
入出金には、手数料がかからないmybitwalletを利用する
たくさん預ければ預けるほど出金拒否の心配が膨らむとしたら、こまめに出金することが解決策になります。
しかし海外送金では1回あたり手数料が3000円以上かかってしまうため、回数を減らして、出金もある程度まとまった金額を、ということになってしまうと思います。これでは出金リスクも高まってしまううえに効率が悪いですね。
この手数料の負担を軽減する方法が「mybitwallet」を利用する方法です。mybitwalletとXM間の入出金にかかる手数料は、一切無料です。手数料が無料なら、少額ずつの出金も回数は問題になりませんね。
ただしmybitwalletに預けっぱなしはダメ。こまめに出金して確実に手元に
「mybitwallet」も海外の金融サービスです。考え方によっては、XMにお金を置いておくのとあまり変わらないのではないでしょうか。
確実に「安心」なのは、日本国内のご自身の銀行口座に置くことです。
「mybitwallet」の出金手数料は824円と先の海外送金に比べると格安ですから、「XM→mybitwallet→日本の口座」と出金ルートに加えると、XMをより利用しやすくなると思います。
まとめ
XMには出金拒否の心配はほとんどないこと、お分かりいただけたでしょうか。
トラブルなく出金するには、手続きにコツと知識もいることをご紹介してみました。くれぐれも勘違いによる出金トラブルにはならないように、どうぞご注意ください。